お勧め勉強法①
私が中学・高校時代にやってうまくいった勉強法をいくつか紹介します。
一つ目は、「一日の勉強を中途半端なところで終わらせる」というものです。
こんなことを書くと、何を言ってるんだと言われそうです。「1日の勉強は納得いくまでしっかりとやり切って終わるべきだろう」とほとんどの方は思われるでしょう。
理想としてはそうかもしれません。ただし、そのやり方は翌日も同じ時間にちゃんと机に座って最初から最高の集中力で勉強できる人にしか向いていません。
残念ながら、高校時代の私にとってそうであったように、勉強に限らずあらゆる物事は始めるのが最も難しのではないでしょうか。その始めるときのハードルを下げるために、前日の続きから始めるという方法です。
例えば、数学でその日に最後にやる問題の解答の方針を立てて途中まで解いたら、あえて最後まで計算をせずに置いておいて、翌日はその計算をきちんとやることから始めます。計算という単純作業をやっているうちに集中力が高まって次の問題にスムーズに取り組めます。もちろん、数学が朝昼晩のごはんよりも好きで、常に数学について考えているという人には必要ないやり方ですけどね。
前日の最後のやったことを次の日の最初にもう一度やることから始めるという方法もあります。
ちなみにですが、うちの塾は、各自がそれぞれのペースで勉強を進めるやり方なので、80分の授業のうち残り5分くらい残して一つの単元が終わることがあります。
そういう場合は、私が作っている10分程度のオリジナル解説映像を5分だけ見たもらうことがあります。次の授業時にはまた最初から見てもらうんですが、これは上の勉強法を念頭に置いています。次回に全く新しい内容を最初からやるよりも、前回中途半端でも聞いた内容から始めるほうが取り掛かりやすいからです。

