英検をペースメーカーとするメリット⓵

高橋ゼミでは2年前に英検の準会場となって以来、中1から本格的に始める英語習得のペースメーカーとして高3の1学期までに英検準1級に合格することを目標として指導しています。(実際には2学期に合格しても大学の一般入試には間に合いますし、高2や高1、さらには中3で合格する生徒もいますが。)

英検を指針とすることのメリットはいくつかあります。1つずつ挙げていきたいと思います。

まず、1つ目は目標が立てやすいということです。高橋ゼミでは、「テキストのここくらいまでやれば英検何級に挑戦できる」といった大体の目安をもって指導しています。英検を使うことによって、「この時期までにここまでやればいいんだな」という目標を持ってもらいやすくなります。

以下が、私の考える英検合格に向けての目安です。

まず、5級と4級はライティングも2次のスピーキングもありませんので、3級を受ける前に4級くらいから練習として受けたらいいと思います。

英検の3級は公式には中学終了レベルくらいとなっていますので、本来なら中3までのテキストを終わらせないと合格できないはずです。しかし、経験上、中学校では中2の1学期または2学期で習う不定詞や動名詞くらいまでの英文がライティングでしっかり書ければ合格できることが多いです。高橋ゼミで中1から英語を本格的に始めた塾生であれば、早ければ、中1の2学期でそこに到達する生徒もいます。そいう生徒は10月の第2回英検で3級に挑戦することも可能です。平均的には冬休みくらいには到達しますので、中1の3学期の第3回英検で3級に挑戦する生徒が多くいます。もちろん、「習っている」と「実際に使える」は別の話なので、直前期にたくさんの英文を実際に書いてもらい練習する必要があります。

上記の目安は広大附属福山に合格できるくらいの基礎学力がある生徒さん、または、小学校の時に塾などで英語をしっかり習っていた生徒さんが中学生のうちに2級、できれば準1級までの合格を目指す場合の目安です。そこに達しないからと言って英語が苦手だとか言うことでは全くありません。中学の間に準2級までを取りたい場合は、中2の2学期くらいに3級合格を目指してもらっています。

準2級はできれば中3で習う関係代名詞の主格と目的格くらいまではやっておきたいところです。実際にはそこまでやっていなくても合格する生徒はいます。それと同時に、「パス単準2級」(旺文社)を使って単語と熟語を覚えてもらいます。広大附属福山生など、学校で中学生用の単語集を覚えている生徒はそちらを使って覚えてもらっています。

英検2級は、準2級に比べてぐっと難しくなります。本来なら高校終了レベルですが、文法に関して言うと高橋ゼミで使っている中学生用の塾用テキストを隅から隅まですべてやってもらえれば十分対応可能です。このテキストには高校で習う文法も一部入っていますので。文法よりも合否を左右するのは語彙力です。単語は、塾ではパス単ではなく高校生が使う「ターゲット1900」をやってもらっています。1900までを1周では不十分で3周くらいは回したいところです。

その上で、高橋ゼミオリジナルの高校文法テキストをやってもらえば、準1級の文法や構文については(なんなら1級でも)すべて対応できます。準1級で難しいのはリーディングの1番にある語彙力を問う問題ですが、実は上記のターゲットを最初から最後までしっかり覚えれば一応の合格ラインには到達できます。ただし、熟語は独特で難しいのでちょっとしたコツが必要です。

以上の目安はあくまでも目安であって、ここまでやったら必ず合格するというものではありませんのでご注意ください。

 

 

 

 

 

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