英検のデメリット
ここで1つ、英検のデメリットについて書きたいと思います。
英検合格が目的化してしまうことです。
私は英検はあくまでも大学合格やそれ以降の人生に向けての手段だと思っています。英検合格を目指すことによって英語の力を4技能において身に付けて欲しいと思っています。
しかし、英検合格が目的になってしまうと、運悪く不合格だった場合必要以上に落ち込んでしまうことがあります。
そうなると英検の受験がデメリットになってしまいます。
長年多くの受験生を指導してきた立場から言うと、大学受験で最後に成功する生徒は、そんな時に素早く立ち直って前向きに頑張る生徒です。
共通テストで思ったような点数が取れないことはあります。そんな時、早く切り替えて前向きに頑張れる生徒とそうでない生徒がいます。もちろん、前者のほうが良い結果となる確率は高いです。
大学受験だけではなく、今後の人生においてもそうだと思います。幸せに生きるために大切なことの一つは失敗や敗北を乗り越えて頑張ろうとする力、やり抜く力だと思います。
英検で良い結果が出なかったときは素早く前向きになる。不合格だった場合はその訓練をしていると思ってください。
それが出来れば、ここであげたデメリットはメリットになります。